Instagramは生活から切り離せないSNSになりつつあります。日本でも「インスタ映え」が過去に流行語大賞を獲得するなど、利用者数が近年急増してきました。
画像中心のSNSとして台頭してきたInstagramですが、動画・ライブ配信にも対応しており、様々な使い方ができるようになっています。
そんなInstagramですが、その歴史はどのようなものなのでしょうか。
今回はInstagramの概要とその歴史、日本においてInstagramがどのように活用されているのかを紹介します。
Instagramは画像を中心とするSNSです。外出先の写真や食べ物の写真などをアップしたり、ファッションを投稿したりして、その投稿が多くの人に共有されています。
TwitterやFacebookなど従来のSNSとは異なり、画像中心で勝負している点が特徴です。現在のユーザー数は日本国内だけでも3,000万人を突破しており、全世界のユーザー数は10億人を突破しています。
ハッシュタグなどの機能が充実し、最近はハッシュタグで検索する「タグる」という単語も登場するなど、新しいトレンドを次々と誕生させているのがInstagramです。
当初は個人が楽しむ傾向にありましたが、現在はアパレルや飲食店など画像で訴求しやすい店舗を中心に、ビジネス運用されているケースも多くなっています。年々使用用途は広がっており、さらなる拡大が期待されています。
Instagramのリリースから現在までの歴史を振り返っていきます。iOSでリリースされたのが2010年で、ここまでシェアを拡大するのにたった10年ほどです。
2010年10月にApp StoreでリリースされたのがInstagramの始まりです。画像中心のSNSとして話題になりましたが、発売当初はハッシュタグなどの機能がなく、写真を投稿するだけのものでした。
リリースからしばらく経つと、ハッシュタグ機能が導入され、2012年にはAndroid版もリリースされました。
その後はデスクトップからも投稿できる機能が追加されるなど、投稿できるデバイスも拡張されています。
2010年の年末には100万人のユーザーを獲得し、人気になりつつありました。
2011年は着々と利用者数を伸ばし、リリースから約1年で利用者数は1,000万人を突破しました。また、画像投稿数も1億を突破するなど、順調に市場のシェアを獲得し、2011年には新しい機能も次々と導入されています。
ハッシュタグや画像編集機能が次々と追加されたのが2011年で、Instagramの基本的な機能は2011年に出来上がったと言えるでしょう。
2012年にInstagramはFacebookに買収されました。その時点でFacebookは巨大なSNSを保有していましたが、画像中心のSNSを新たに傘下する狙いから買収に至っています。
また、画像を撮影してアップロードする作業はスマホに適しており、Instagramはそのスマホ市場を開拓しつつあった点も買収理由だとされています。
Instagramの買収額は7億円以上となっており、買収としてはとても大規模な買収になっています。
日本国内にInstagramが登場したのは2014年です。SNSではTwitterなどがシェアを獲得していましたが、Instagramが急速に普及し、SNS市場でトップクラスの人気となりました。
その後はInstagram広告が導入されたり、海外で導入されていた機能が日本語版にも実装されたりとサービスが拡張しています。
2016年には全世界のユーザー数が5億人を突破しました。Instagramは後発のSNSでしたが、シェアを勢いよく拡大して、2021年にはアクティブユーザー数が12億人超となっています。
2016年にはストーリーズ機能が提供開始となり、日常投稿を動画や画像で気軽に投稿できるようになりました。24時間で消去されますが、トップ画面上部にフォローしている人のストーリーズが表示されるため、見てもらいやすいというメリットがあります。
24時間で消去される特性を持っていることから、期間限定のものをアップロードしたり、ネット上に残し続けたくないプライベートな動画や画像をアップロードするケースが多いです。
現在は、ハッシュタグやリンクをストーリーズに掲載できるようになり、ビジネスにも活用されています。リンクはInstagramの通常投稿に添付できないため、ストーリーズにリンクを掲載するケースが多いです。
2017年に「インスタ映え」が新語・流行語大賞の年間大賞に選ばれました。2017年の後半頃から「インスタ映え」というハッシュタグが使われ、年末にかけて急速にブームとなりました。
日本におけるInstagramの拡大は2017年のインスタ映えによるブームが1つの要因だとされており、以降インスタ映えという言葉は一般的に定着しています。
また、同年には日本国内のユーザー数が2,000万人を突破し、2019年には3000万人を突破しました。
動画を投稿・視聴できるIGTVを公開し、動画コンテンツの拡大を図りました。動画に関してはYouTubeが先行サービスとして、強さを誇っていましたが、Instagramが後発で動画市場に参入した形です。
動画市場にはストーリーズなどで参入していましたが、IGTVは長時間動画が特徴的でした。最大で1時間の動画が投稿できる点に活路を見出した形です。
2021年にFacebookが社名を変更したことにより、メタ・プラットフォームズの傘下に入りました。社名変更の理由はFacebookがメタバース事業に本格参入することにあり、今後はInstagramのメタバース事業への対応が期待されています。
IGTVアプリを終了して、今後はリールを中心にすることが発表されました。長時間動画を意識したIGTVですが、現状はリール機能によりInstagramのアプリから気軽に動画作成できるようになっています。
2022年:NFTをサポートする機能の導入を発表
2022年にはNFTサポート機能の追加が発表されました。クリエイターが作ったNFTや購入したNFTを共有できる機能だと発表されていますが、現状は一部のクリエイターやコレクターに機能は限定されています。
2022年上半期段階では実験的な導入となっていますが、今後はInstagramのNFT対応が広がっていくと見られ、今後どのように発展していくかが注目です。
NFT化が進むとクリエイターの収益化手段が増えます。ファンとの関係性も濃密なものとなるため、今後の進展に注目しておきたいところです。
日本におけるInstagramの活用について、ここからは紹介します。リリース当初はプライベートの利用がほとんどでしたが、現在はインフルエンサーや企業が運用に参入するなどその利用目的は様々です。
Instagramを活用したインフルエンサーが多数登場しています。画像に強い特性を活かしたインフルエンサーが様々なジャンルで活躍中です。
画像に強いジャンルではインフルエンサーが多数存在し、インフルエンサーを目指す人も増えてきています。
書店でもインフルエンサーを目指すための本やInstagramを有効活用するための本が発売されており、影響力の大きさを物語っています。
Instagramを企業が運用するケースも増えてきています。以前はストーリーズにリンクを貼るのに条件がありましたが、今は誰でもストーリーズにリンクが貼れるようになったので、小規模なビジネスでもアピールしやすくなりました。
また、プロフィール欄に企業のURLを貼ることで、画像から商品の販売ページへ誘導もできます。ファッション系のアカウントは新発売の洋服をストーリーズにアップして、リンクを貼り付けることで、販売に繋げています。
InstagramはDM機能もあり、直接問い合わせ対応もできる点がメリットで、販売・問い合わせなど店舗運営に必要な機能をInstagram1つで解決できる点もビジネス利用されている要因です。
このように、ビジネス運用も盛んになっていて、今後はさらなる拡大が期待されます。
プライベートの写真を共有するプライベートな利用も盛んです。iPhoneなどスマホのカメラ性能がアップしたことで、画像を撮ってすぐに高品質な投稿ができるようになりました。
一般の人でも綺麗な投稿ができるようになり、さらなるインスタ需要の拡大が見込まれています。
Instagramが日本で利用できるようになってから、まだ10年も経っていませんが、流行語大賞を獲得するなど一気にシェアを拡大してきました。
現在もシェアを拡大しており、インフルエンサーの登場、ビジネスシーンでの活用、プライベートでの活用と用途は様々です。
当初は画像に特化した新しいSNSとして話題になりましたが、現在は生活に欠かせない存在になりつつあります。
また、ビジュアルを用いることで、情報の伝達も早く、感情への訴求がしやすいため、上手に利用すれば他のウェブサイトへの流入も期待できるはずです。
インスタグラムを効果的に利用して、有益な集客を実現していきましょう。
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